久方ぶりに私のお気に入りの映画館「シアターキノ」に行って「グリーンブック」という映画を見て参りました。アカデミー賞5部門にノミネートされた評判の作品です。

内容は1960年代で未だ人種差別が公然と成立している時代にショービジネスで活躍した黒人ピアニストとマネージャー兼、運転手兼、ボディーガードのイタリア系アメリカ人との演奏旅行中に起きたエピソードを通し、いつしかお互いに尊敬の念を抱くようになっていくと言うものです。

最初2人は相容れない部分があった演奏旅行でしたが、いつしか徐々に軋轢を越え、次第にお互いの文化の違いを途中から受け入れる場面には随分とクスクスとした渋い笑いを何度も味あわせて貰いました。

黒人ピアニストには目的がありました。今ではNew Yorkでのコンサートを大成功させている彼でしたが、以前南部で行ったコンサートでは散々だったリベンジを果たすという目的です。人種差別という壁を乗り越えたコンサートを成功させる為の・・・・・ただ、演奏会の前日にジェンダーである彼が街で白人の若い男性と逢っていた処を警察官に逮捕されてしまいました。相棒が警察に行って賄賂を支払い開放して貰うなど散々なものでした。

コンサートは成功したのですが、孤独な彼には白人の友人が出来た事の方が大きな喜びとなったのです。Xmasの夜m二人は大勢のイタリア系アメリカ人の親戚、家族と共に夜が耽るまで今までにない程開放された時間を過ごす事が出来ましたとさ・・・・・

 

私の感想としては、大上段に人種差別は間違っているというスタンスではなかったのが逆にハートを揺さぶられたという事と、音楽は人種を越えるというものです。

世の中の様々な偏見や差別はなくならないが、少しでもお互いに認知する為の行動は人として取らなくてはいけないものだという事!!

尚、この映画には実在の人物がおります。グリーンブックとは黒人用旅行ガイドのことです。

 

SATO

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