最近、「ヤングケアラー」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
ヤングケアラーとは
法令上の定義はありませんが、一般に、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもとされています。(厚生労働省HPより)
ヤングケアラー世代の子供を持つ親として、とても気になる社会問題の一つです。
中学生17人に一人がヤングケアラーだという調査結果も出ています。
先日、札幌市のヤングケアラーの実態と当事者のお話を聴く機会があり参加してきました。
札幌市のヤングケアラーの実態を中学校の教師も把握出来ていない。
ヤングケアラーという言葉も認識出来ていない教師もいた様で驚きました。
当事者の方から
ヤングケアラーの「入口」はある日、急に現れる。そして、「出口」も見えないとの話しがありました。
大人でも介護の問題や子供のお世話は本当に大変です。
それを、子供が担う事でさまざま問題がでてきます。
学業や部活、友達との時間…
子供達にとって当たり前の生活や権利を周囲の大人が守ってあげたいなぁと感じさせられました。
ケアは一人で抱え込む事はせず地域社会また支援機関と繋がり支え協力し合う事。
これは、介護を担う全てのひと、ヤングケアラーも同様だと改めて感じました。
相談出来る相手との出会いが人生のターニングポイントになったとの話しもありました。
相談出来る相手がいる事は、とても大切な事です。実際に、ヤングケアラーに関する調査でも「自分の今の現状について話を聞いてほしい」の割合が高い傾向にありました。
ともにでも、相談業務は欠かせません。
普段からコミュニケーションを取り、しっかり傾聴し、相手の真意をくみ取ることがとても大切だと思います。
利用者さんにとっても、「話をきいてほしい」と願う方達が多いのかな?と感じます。
コミュニケーションをとること。
何気ない会話をすること。
こんな日々を大切にしたいと思っています♪
しんせき